「敵意ある行動はすべて失う」トランプ氏が警告[2019/12/09 11:53]

 北朝鮮に対し、アメリカのトランプ大統領は「敵意ある行動に出ればすべてを失う」と警告しました。

 トランプ大統領はツイッターで、金正恩委員長について「もし敵意ある行動に出れば失うものが非常に多い。実際はすべてを失う」と強く警告しました。弾道ミサイルの発射などを念頭に置いたものですが、北朝鮮メディアが衛星発射場で「非常に重大な実験」を行ったと発表したことについては直接、言及していません。トランプ大統領はさらに、「金委員長は私との特別な関係を失うことや11月の大統領選挙の邪魔をすることを望んでいない」と牽制(けんせい)しています。非核化については「NATO(北大西洋条約機構)、中国、ロシア、日本、そして、すべての世界はこの問題で一致している」と北朝鮮に譲歩するよう迫りました。また、アメリカのエスパー国防長官はFOXテレビのインタビューで「我々は常に準備ができていて、北朝鮮と戦争が起これば今夜にも勝利する」と述べ、「交渉の窓口は常に開いている」と北朝鮮に対して非核化交渉の再開を促しました。

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