米・中距離弾道ミサイル実験を実施「INF」失効後初[2019/12/13 10:36]

 アメリカは8月に失効したロシアとのINF(中距離核戦力)全廃条約で制限されていた中距離弾道ミサイルの発射実験を実施しました。

 アメリカの国防総省は12日、カリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地から地上発射型の弾道ミサイルを発射し、500キロ以上飛行したと発表しました。射程500キロから5500キロまでの地上配備型ミサイルの廃棄を定めたINF全廃条約が8月に失効してから、アメリカが弾道ミサイルの実験をしたのは今回が初めてです。トランプ政権は、中国がグアムを射程に収める弾道ミサイルの配備を進めていることを念頭に地上配備型の中距離ミサイルをアジア諸国に配備する考えを示していて、中国やロシアからの反発が予想されます。

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