トランプ大統領“弾劾訴追”採決 18日にも米下院で[2019/12/18 10:51]

 アメリカの議会下院は、トランプ大統領を弾劾(だんがい)訴追する決議案を18日にも採決します。一方、来年の大統領選挙に向けた最新の世論調査でトランプ氏の底堅い支持が明らかになりました。

 野党・民主党が主導するアメリカの議会下院は、ウクライナ疑惑を巡ってトランプ氏を弾劾訴追する決議案の審議に18日にも入り、即日可決、成立する見込みです。成立すればトランプ氏は弾劾訴追された史上3人目の大統領となり、上院での弾劾裁判に向けた手続きに進みます。決議案は弾劾の理由について、トランプ氏による「権力の乱用」と「議会妨害」を挙げています。トランプ氏は民主党のペロシ下院議長に弾劾手続きの中止を求めて書簡を送り、「魔女狩りだ。知性のある人間なら誰もあなたの言うことを信じない」と批判しました。
 一方、USAトゥデイとサフォーク大学が実施した最新の世論調査で、トランプ氏の支持率が野党・民主党のすべての候補を上回りました。トップを走るバイデン前副大統領の支持率が41%なのに対し、トランプ氏は44%と3ポイント上回っています。

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