茂木大臣 ロシア外相と会談 日本漁船の解放求める[2019/12/20 06:08]

 茂木外務大臣は訪問先のロシアでラブロフ外相と会談し、北方領土周辺の海域でロシア当局に連行された北海道の漁船の速やかな解放を求めました。

 茂木外務大臣:「私から抗議のうえ、人道的観点からも乗組員及び船体が速やかに帰港できるよう求めたところです」
 会談でラブロフ外相は、日本の漁船が違反行為をしていたとして「規則を順守するよう指導してほしい」と述べました。これに対し、茂木大臣は乗組員の一日も早い解放を求めました。
 ロシア、プーチン大統領:「前にも言っていて、日本の友人も気に入ってくれているが、柔道用語でいう『引き分け』を目指すべきだ」
 一方、日本とロシアの平和条約締結を巡り、プーチン大統領は19日に両国が妥協点を探るべきとの認識を示しました。ただ、北方領土を引き渡した場合、「アメリカの兵器が配備されない保証はない」として、日米の同盟関係が締結の障害になっているとも主張しました。

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