中国・湖北省で原因不明の肺炎 44人が発症[2020/01/04 17:34]

 中国の湖北省で先月から原因不明のウイルス性肺炎の患者が相次ぎ、これまでに発症が確認された44人のうち11人が重症です。

 中国国営の新華社通信によりますと、患者の多くは湖北省武漢市の海鮮市場の関係者で、発熱や呼吸困難などの症状がみられるということです。44人の患者のうち11人が重症で、隔離したうえで治療を受けていますが、これまでに人から人への感染は確認されていません。また、インターネット上には2003年に大流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)が発生したとの情報が一時、出回りました。当局は「現時点では原因不明」と否定したうえで、「デマを流し、社会を混乱させた」として8人を処罰しています。

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