台湾で反浸透法が公布 中国政府「正真正銘の悪法」[2020/01/15 20:56]

 中国からの選挙介入などを防ぐ「反浸透法」が、15日に台湾で公布されました。中国政府は「正真正銘の悪法だ」と厳しく非難しています。

 15日に台湾で蔡英文総統が署名して公布した反浸透法は、中国を念頭に海外の敵対勢力による政治献金やロビー活動などを禁じていて、違反すると5年以下の懲役などが科されます。
 中国国務院台湾弁公室報道官:「“反浸透法”は正真正銘の悪法であり、台湾同胞の自由への意志を封じ込め、大陸と交流する権利を奪っている」
 これに対して、中国政府で台湾を担当する部門の報道官は会見で、「台湾の同胞が長年求めてきた民主と自由がこのような悪法に手足を縛られるとは信じない」と批判しました。

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