駐ミャンマー大使の発言に 在日ロヒンギャが批判[2020/01/16 08:07]

 日本のビルマロヒンギャ協会の副代表が15日に都内で会見し、駐ミャンマー日本大使が「大量虐殺にミャンマー軍は関与していないと思う」と発言したとされることについて、残念だと批判しました。

 現地メディアによりますと、丸山駐ミャンマー大使は「大量虐殺にミャンマー軍は関与していないと思う」と先月に述べていたということです。ゾー・ミン・トゥット副代表はこの時、丸山大使が少数民族「ロヒンギャ」を外国人だということを示唆する「ベンガル人」と呼んだことについても苦言を呈しました。合同で会見をした専門家によりますと、民主派の現政権への非難を強めると軍事政権へ戻ってしまうという懸念を日本政府が持っているため、ミャンマー政府を支持していると考えられるということです。16日には、外務省の前に日本に住むロヒンギャの人が集まって日本政府に対して抗議をする予定です。

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