「新型肺炎」医療従事者も感染…看護師の悲痛な叫び[2020/01/21 19:56]

 新型肺炎の感染拡大が止まりません。しかも、感染は医療従事者にまで及んでいて、ある看護師の悲痛な叫びがSNS上に書き込まれています。

 中国の習近平国家主席が異例の声明を出す事態です。ついに死者が4人となりました。21日朝、中国・武漢市の衛生当局が89歳の男性が19日夜に死亡していたと発表しました。急増する感染者数は中国、タイ、日本、韓国合わせて223人。中国の現地調査チームは、ついに「ヒトからヒトへの感染は必ずあると」断言しました。
 中国政府は今回の新型コロナウイルスによる肺炎を800人近くの死者を出したSARS(重症急性呼吸器症候群)と同じレベルの伝染病B級に指定。また、WHO(世界保健機関)も22日に緊急会合を開き、対策を検討します。
 そんななか、専門家が特に懸念していたことが起きました。医療従事者への感染です。武漢市で医療従事者15人が発症、1人が危険な状態です。発症者が多く入院する武漢市の病院では詰め掛けた患者で混み合い、すでに入院用ベッドが足りないそうです。こうした事態に中国各地の医療関係者は大型連休の春節を返上して待機するように求められています。
 そんななか、一人の看護師の女性の言葉が注目を集めています。彼女の病院から発症者がいる病院に看護師が応援に行くことになった時のことでした。
 女性看護師のSNSへの書き込み:「全員が沈黙しました…。上司は、誰も手を上げなければくじ引きで決めると言いました」
 数時間後、選ばれた彼女は黙って涙を流したといいます。
 女性看護師のSNSへの書き込み:「私は5月1日に結婚する予定です。怖い。まだ28歳。もし感染して死んでしまったら、お父さんお母さん婚約者はどうなるのでしょう」
 一方、日本も具体的な対策に乗り出しています。厚生労働省は、発症が確認された神奈川県の中国人男性の家族や同僚、入国時に乗っていた飛行機の同乗者など合わせて約40人の健康状態を観察しています。