“強硬派”外相就任を初報道 北朝鮮メディア[2020/01/24 10:41]

 北朝鮮メディアは、外相に軍出身の李善権(リ・ソングォン)氏が新たに就任したことを初めて伝えました。アメリカとの非核化交渉が行き詰まるなか、強硬姿勢を強める可能性があります。

 朝鮮中央通信は「北朝鮮の外務省が23日、旧正月にあたって北朝鮮に駐在する海外の外交官らを招き、宴会を開いた」と報じました。「李善権外相が演説で『難関を自力更生の力で正面突破するための総攻撃戦に立ち上がった』と述べ、対外政策の立場を表明した」としています。北朝鮮メディアが李容浩(リ・ヨンホ)氏から李善権氏への外相交代を報道したのはこれが初めてです。李善権氏はこれまで韓国との交渉を担当し、強硬派として知られていて、北朝鮮がアメリカに対してさらに強気の外交方針を取る狙いがあるとみられます。

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