武漢からの観光客464人の送還決定 フィリピン当局[2020/01/25 14:30]

 新型コロナウイルスによる肺炎の感染が世界的に広がるなか、フィリピン当局は中国の武漢から到着した500人近い観光客を送還することを決めました。

 フィリピン当局は、武漢から中部のカリボ空港に到着した464人の観光客らを送還することを決めました。フィリピンでは23日から武漢からの直行便の乗り入れを禁止しましたが、今回、送還されるのはその前に到着した中国人観光客らです。大半が人気リゾートのボラカイ島に滞在しようとしていたとみられています。今のところ、発熱などの症状が出ている人はいませんが、潜伏期間などを考慮して感染を防ぐために送還を決めたということです。送還は3便に分け、27日までに完了させます。新型肺炎はタイやベトナム、シンガポールなど東南アジア諸国でも相次いで感染が確認されていますが、フィリピンでは感染者は報告されていません。

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