中国・武漢で新型ウイルス対応の医師が死亡[2020/01/25 16:21]

 中国・武漢市で新型コロナウイルスの対応にあたっていた62歳の医師が死亡しました。医療関係者の死亡は今回が初めてとみられます。

 中国メディアによりますと、新型肺炎の疑いがあった62歳の耳鼻科の医師が25日朝に死亡しました。この医師は武漢で新型コロナウイルスの対応にあたっていて、不整脈などの持病があったということです。詳しい死因はまだ明らかにされていません。中国のSNS上には「医療関係者の負荷が重すぎる」というコメントが寄せられました。これまでも医療関係者の感染は報じられていて、中国政府の衛生当局は25日、武漢に向かう1230人の医療救援隊を組織したと発表しました。軍の医療チームはすでに武漢で活動を始めているということです。中国の衛生当局は24日までに中国で41人が死亡したと発表しました。新型肺炎による感染者は世界で1300人を超えています。

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