米議会下院のチベット支援法案可決に中国が非難[2020/01/30 00:10]

 アメリカ議会下院が中国のチベット自治区での人権や宗教の自由を支援する法案を可決したことについて、中国外務省は「誤ったシグナルを出した」と非難しました。

 中国外務省は談話で「チベットの独立勢力に誤ったシグナルを出した中国は強烈な憤りを表明し、断固として反対する」と反発しました。アメリカに対し、法案を撤回して内政干渉をやめるよう求めています。アメリカ議会下院が28日に可決した法案では、中国政府がチベット仏教の最高指導者のダライ・ラマ14世の後継者問題に介入すれば制裁を検討するとしています。議会下院はこれまでにも香港やウイグルに関する人権法案を可決していて、中国への圧力を一層、強めています。

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