ボーイング社赤字転落 相次ぐ墜落事故の影響で[2020/01/30 08:18]

 新型機「737MAX」の相次ぐ墜落事故の影響で、アメリカ・ボーイング社の去年1年間の最終損益は22年ぶりに赤字に転落しました。

 ボーイング社が29日に発表した2019年通年の決算は、737MAXの運航再開が遅れ、生産停止に追い込まれたことなどを受けて売り上げが24%減少し、最終損益は6億3600万ドル、約690億円の赤字となりました。アメリカのメディアによりますと、ボーイングの通年の損益が赤字になるのは22年ぶりです。ボーイングは今月から737MAXの生産を停止していて、運航停止の追加費用は総額で186億ドル、2兆円を超える見込みです。運航再開は早くても今年半ば以降になるとみられています。

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