アッバス議長「米やイスラエルと断絶」和平案に反発[2020/02/02 12:22]

 パレスチナ自治政府のアッバス議長はアメリカのトランプ大統領が公表した中東和平案を改めて批判し、今後、アメリカやイスラエルとの関係を断絶すると宣言しました。

 パレスチナ自治政府のアッバス議長は1日、アラブ連盟の緊急会合に出席し、トランプ大統領が先日、発表した新たな中東和平案について「パレスチナの主権を奪うもので、1993年のオスロ合意に違反する」と改めて批判しました。そのうえで、「安全保障での協力を含め、今後、アメリカやイスラエルとのすべての関係を断絶する」と宣言しました。一方、和平案への対応が各国で割れていたアラブ連盟は「パレスチナ人の最低限の権利と願望を満たしていない」として、和平案を拒否する決議を全会一致で採択しました。

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