中国・武漢で新型肺炎患者受け入れる専門病院が完成[2020/02/03 01:07]

 新型コロナウイルスの感染が広がるなか、中国の武漢では患者を受け入れるための専門病院が10日間の突貫工事で完成しました。

 中国の武漢では新型コロナウイルスによって肺炎を発症した患者を専門に受け入れる病院「火神山医院」がわずか10日間の突貫工事で2日に完成しました。ベッド数は1000床で、3日から中国人民解放軍の医療スタッフ1400人が治療にあたります。この病院の建設は習近平国家主席の肝煎り(きもいり)で、武漢では2つ目の専門病院の建設も急ピッチで進められています。中国国営テレビは連日、工事の様子を放送していて、取り組みを国内外にアピールしています。
 一方で、武漢のある湖北省に隣接する湖南省の養鶏場では「H5N1型」の鳥インフルエンザウイルスに感染したニワトリが確認されました。飼育していた7850羽のうち4500羽が死んだということです。このウイルスはヒトにも感染することが知られていて、現地当局は新型コロナウイルスに加えて鳥インフルエンザウイルスへの対応も迫られることになります。

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