誤り認めた習指導部 それ以上に地方の大量処罰強調[2020/02/04 19:50]

 中国では習近平国家主席らが至らない点があったと対応の誤りを認める異例の事態になっています。これにはどんな狙いがあるのでしょうか。北京から報告です。

 (千々岩森生記者報告)
 中国・共産党の機関紙、4日朝の人民日報です。1面トップで会議のことを伝えていて、肝心の対応の誤りを認めたという部分は一番最後の最後の段落です。何と書いてあるかというと、「今回の対応で脆弱(ぜいじゃく)な部分や至らない点が明らかになった」と初動を含めて一連の対応に問題があったとの認識を示しています。「我々は教訓にしないといけない」ということですが、ただ、強調したかったのはこの部分ではなさそうなんです。肝心な部分というのは紙面の左側の赤い部分で、内容は主に処罰についてです。すでに地方の役人の大量処分が始まっていますが、中国政府はこの国民の不満、つまり多くの命が失われた責任をどうするんだという声については、地方の現場の責任を問うことで不満をそらしていくという流れが続いていきそうです。