北京で“会食禁止” 飲食店「潰れる」と批判の声も[2020/02/06 12:03]

 中国では新型コロナウイルスの感染がさらに広がり、首都・北京では人々が集まって食事をするのを禁止する「会食禁止令」が出ています。

 (森林華子記者報告)
 最新情報ですが、台湾は6日から、中国本土から人が入ることを全面禁止しました。一方、北京では地下鉄の駅の周辺は閑散としています。中国では今週いっぱいまで企業の通常業務を禁止する地方がほとんどで、さらに北京市は人々が集まって一緒に食事をすることを禁止する事実上の「会食禁止令」を出しました。福建省では武漢から来た男性が隔離措置に従わずに結婚式に参加し、参加者らに感染が広がりました。この措置を受けて、北京の多くの飲食店はシャッターを閉めるなど、SNS上では「店が潰れる」と批判の声が上がっています。こうした渦巻く不満の声に政府は危機感を示しています。湖北省に国営メディアの記者300人を派遣しました。政府は世論の管理を強めていて、報道は医療関係者を称賛する、いわゆる感動的なストーリーがさらに増えるとみられます。

こちらも読まれています