中国 感染拡大で企業活動減少なのに大気汚染深刻[2020/02/12 22:19]

 「新型コロナウイルス」の感染拡大の影響で、中国・北京ではいまだ多くの企業の工場が停止したままです。しかし、現地ではなぜか深刻な大気汚染が続いています。

 北京では12日、PM2.5の値が日本で外出を控える基準の3倍を超えるなど多くの工場が停止しているにもかかわらず、深刻な大気汚染が続いています。これについて、中国共産党の機関紙「人民日報」は専門家の意見として「都市部から排出された汚染物質は例年に比べて約3割減少した」とする一方で、「農村部などで暖房に使う石炭が約1割増加した」と指摘しました。そのうえで「風が吹かず湿度が高いなどの気象条件が重なり、汚染物質が拡散されていない」と説明しています。

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