司令官殺害でイラン対米強硬派優勢 議会選に失望も[2020/02/20 10:42]

 イランでは21日に議会選挙が行われます。欧米との対話を重視するロウハニ大統領を支持する勢力が厳しい戦いを強いられています。

 対話を重視するロウハニ大統領の支持勢力である改革派や穏健派の候補者たちは、立候補の審査で相次いで失格となるなど厳しい戦いとなっています。最高指導者・ハメネイ師ら指導部の意向とみられ、一部の国民からは選挙に失望する声が上がっています。一方、保守強硬派は先月、革命防衛隊のソレイマニ司令官がアメリカ軍に殺害されたことを受け、国内でさらに高まる反米ムードに乗じて優勢になっています。選挙後にアメリカとの対立がさらに深まる恐れがあります。

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