習主席　武漢と北京挙げ新型コロナ対策強化を指示[2020/02/27 13:09]

　中国の習近平国家主席は新型コロナウイルスの対策会議で、武漢と北京を挙げて対策を強化するよう指示しました。

　習主席は最高指導部メンバーが一堂に会するなか、感染の拡大が抑えられつつあるとの認識を示す一方で、「湖北省と武漢市の状況は依然、複雑で厳しい」と述べ、資源を集中して対応にあたるよう求めました。また、首都・北京にも触れて「重要な一級行政区の予防・抑制を強化し、感染源を断固阻止しなければならない」と強調しました。北京での来月5日の全国人民代表大会を延期した習主席ですが、感染防止が日程を再調整する大前提となるため、あえて首都を名指しして対策強化を指示した形です。