NY市場 株価再び急落 “感染拡大”への懸念で[2020/02/28 02:12]

 アメリカでは新型コロナウイルスの感染拡大への懸念がより一層、広がっています。ニューヨーク市場では27日にダウ平均株価が再び急落して一時、900ドルを超える下げ幅となりました。

 27日のニューヨーク株式市場は、取引開始直後から売りが殺到してダウ平均株価は一時、前日に比べて960ドルの値下がりとなりました。アメリカでは前日の26日に国内で初めてとなる感染経路が不明な症例が確認されていて、新型コロナウイルスの感染拡大への警戒感はより一層、強まっています。一方、アメリカの銀行大手「バンク・オブ・アメリカ」は感染拡大による影響などにより、今年の世界経済の成長見通しを年率3.1%から2.8%に下方修正しました。これは世界的な金融危機となった「リーマンショック」の直後にあたる2009年以来の低水準となります。

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