リーマンショック以来の暴落 NY株安で円高進む[2020/02/29 12:06]

 新型コロナウイルスの感染の拡大への懸念からニューヨーク株式市場ではダウ平均株価が一時、1000ドル以上、急落しました。この1週間でリーマンショック以来の暴落になっています。

 前日に史上最大の下げ幅だったダウ平均株価は28日も一時、1000ドル以上、下落しました。これを受けてFRB(連邦準備制度理事会)のパウエル議長が緊急声明を出し、追加利下げの可能性を示唆しました。このため買い戻しが進み、終値は357ドル安の2万5409ドル36セントでした。ダウ平均株価は今週だけで3500ドル以上、暴落し、下落率は12%で2008年のリーマンショック以来の記録的な下げです。また、この株安を受けて円が買われ、為替は現在、1ドル=107円台半ばと4カ月半ぶりの円高水準になっています。

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