中国・武漢への訪問を隠した男に懲役10カ月の判決[2020/03/02 23:01]

 新型コロナウイルスの感染が最も深刻な武漢に行っていたことを隠していた男に懲役10カ月の判決です。

 中国・山東省の裁判所は伝染病防止法に違反したとして拘束されていた男に懲役10カ月の実刑判決を言い渡しました。男は1月9日に武漢から山東省の自宅に戻った後、10日ほどして発熱やせきの症状が出ました。3つの病院で診察を受け、先月26日に新型コロナウイルスへの感染が確認されました。しかし、男が武漢を訪れていた事実を隠していたため病院側は事態を把握できず、医療関係者や他の患者など合わせて37人がその後、隔離措置を余儀なくされました。男は罪を認めて「上訴しない」と話しています。

こちらも読まれています