ドゥテルテ大統領 マニラを1カ月間「封鎖」[2020/03/13 02:04]

 フィリピンのドゥテルテ大統領は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためマニラを15日から1カ月間、封鎖して人の出入りを制限すると発表しました。

 ドゥテルテ大統領は12日、フィリピンで新型コロナウイルスの感染が拡大していることを受け、15日から来月14日までの1カ月間、マニラを封鎖すると発表しました。マニラをつなぐ空路は国内線の発着を禁止し、国際線については一部を制限します。また、陸路と海路での出入りはすべて禁止となります。さらに大規模な集会も禁止され、すべての学校が休校となります。この発表を受け、マニラでは大勢の人々がスーパーマーケットに殺到して夜遅くまで食料や日用品を買い求めました。マニラ首都圏の人口は約1200万人で、多くの日本企業も進出しています。そのため、現地で生活する日本人にも深刻な影響が出るとみられます。フィリピンではこれまでに52人の感染が確認され、5人が死亡しています。

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