習主席 コロナ「どこから来たかはっきりすべき」[2020/03/16 10:44]

 中国の習近平国家主席は新型コロナウイルスについて「どこから来たのかはっきりすべきだ」として発生源を突き止めるよう指示しました。

 習主席は中国共産党の機関紙に寄稿し、「ウイルスの発生源及び伝播(でんぱ)ルートを研究し、ウイルスがどこから来てどこに行ったのかはっきりすべきだ」と強調しました。さらに、「今回のウイルスはとてもずる賢く、発生源を探すのは非常に難しい」としたうえで、AI(人工知能)やビッグデータを活用すべきと指摘しています。中国国内では専門家チームのトップが「発生源は中国とは限らない」と発言し、外務省の報道官も「アメリカ軍が武漢に持ち込んだ可能性がある」と主張するなど、世界に感染を拡大させたという批判をそらす動きを強めています。

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