WHO ワクチン開発「少なくとも1年〜1年半」[2020/03/28 04:38]

 WHO(世界保健機関)は新型コロナウイルスのワクチン開発について「少なくとも1年から1年半先になる」との見通しを示しました。

 WHOのテドロス事務局長は27日の会見で、今最も国際協力が必要な分野として治療法などの研究開発を挙げました。ワクチンの開発には「少なくとも1年から1年半はかかる」との見通しを示し、それまでに有効な治療法の発見を急ぐ必要があるとしたうえで、4種類の薬の有効性についてスペインとノルウェーで臨床試験を始めると発表しました。一方、マスクや防護服などの世界的な不足は「危機的な状況だ」と話し、特に発展途上国の医療現場で深刻な状況を生みかねないとの懸念を示しました。

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