「近海だ」と中国政府懸念 海自艦と中国漁船の衝突[2020/03/31 21:25]

 30日夜に東シナ海で海上自衛隊の護衛艦と中国漁船が衝突した事故について、中国外務省は「発生したのは中国の近海だ」と懸念を示しました。

 中国外務省は会見で、漁船の乗組員1名が腰にけがを負ったことを明らかにしました。そのうえで「事故が起きた海域は中国の近海だ」と指摘し、「日本の軍艦がこの海域で活動し、中国漁船の安全な運航に影響を及ぼした」と述べました。すでに日本側に懸念を伝えたということで、「日本が早期に事故原因を明らかにし、再発を防止するよう望む」と強調しました。事故は鹿児島県屋久島の西約650キロの東シナ海の公海上で発生し、護衛艦は左舷の後ろに横1メートルほどの穴が開き、漁船は右舷を損傷したということです。

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