「終息からはほど遠い」アジア大洋州地域に警戒訴え[2020/03/31 23:42]

 日本などアジア太平洋地域での新型コロナウイルスの流行についてWHO(世界保健機関)は「終息からはほど遠い」と述べ、警戒を緩めないよう各国に訴えました。

 WHO西太平洋地域・葛西健事務局長:「長い闘いになる。ガードを緩めてはいけない」
 日本など37の国と地域を管轄するWHOの西太平洋地域事務局が31日、ビデオ会見を開きました。葛西健事務局長は「中国・湖北省を除くとアジア太平洋地域で大規模な地域感染は確認されていない」としながらも、流行の状況について「終息からはほど遠い。長期戦になる」と述べました。そのうえで、より大規模な感染拡大に備え続けるよう各国に求めました。また、若者に対しては「用心をしないことで、自身の健康のみならず、周りの人をも危険にさらしている」と改めて注意を呼び掛けました。

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