NY市民の4割家賃払えず…コロナで失業50万人[2020/04/02 13:00]

 新型コロナウイルスの感染が急拡大し、経済活動が停滞しているアメリカ・ニューヨークで市民の4割が家賃を支払うことができない事態に陥っています。

 事実上の外出禁止令が出されているニューヨークでは観光客が激減しているほか、デパートやレストランなども営業を停止していて、少なくとも50万人の失業者が出るとみられています。1日付のニューヨーク・タイムズはアパートなどの賃貸契約をしている市民約540万人のうち4割が4月分の家賃を払うことができないと報じました。5月の家賃はさらに払えない人が増える見込みで、家主や不動産業界としても大きな痛手になるとみられています。ニューヨーク州のクオモ知事は、家賃の支払いについて90日間の猶予を設けていますが、借り手側からは支払い義務の免除を求める声が高まっています。

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