人工呼吸器を強制確保へ　10万人超えたNY州で緊迫[2020/04/04 11:57]

　新型コロナウイルスの感染者が10万人を超えたアメリカ・ニューヨーク州は、州知事が人工呼吸器を民間から強制的に確保すると発表して緊迫度が増しています。

　ニューヨーク州では3日、新型コロナウイルスによる死者が一日で500人以上増えて約3000人に上りました。一日の増加数はこれまでで最も多くなっています。医療現場の物資不足は深刻で、クオモ州知事は州が人工呼吸器などを民間の備蓄から確保する強制手段に乗り出すと明らかにしました。
　失業者の増加は深刻で、ニューヨーク市は3日から市内400カ所以上でサンドイッチなどを無料で配り始めました。一日1人あたり3食分が受け取れ、ニューヨークに住む人なら誰でも利用できることになっています。