米国務省が武漢の研究所を警告していた 米メディア[2020/04/15 10:59]

 中国・武漢の研究所が過去に行っていたコロナウイルスの研究について、アメリカ国務省が「安全対策が不十分だ」と2年前に警告していたとアメリカメディアが報じました。

 ワシントン・ポスト紙は14日付の論説記事で、北京にあるアメリカ大使館の科学担当の専門家らがおととし1月に武漢の生物研究所を訪れていたと報じました。この研究所ではコウモリに由来するコロナウイルスの研究が行われていて、訪問後に専門家らはワシントンの国務省に公電を送り、「安全対策が不十分な環境でウイルス研究が行われており、ヒトへの感染拡大のリスクがある」と警告したということです。ただ、この研究は秘密ではなく、アメリカの大学の支援で行われていたもので、大規模感染の予防のためだったとも伝えています。

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