外出減り空気澄む…“コロナ禍”に大気汚染が改善[2020/04/23 11:56]

 世界中で外出を控える人が増えるなか、欧米などで大気汚染が大幅に改善していることが分かりました。

 先月にNASA(米航空宇宙局)が観測したデータによりますと、ニューヨーク州などアメリカ北東部で大気の状態が2005年以来、最もきれいだったということです。フランスのパリでは大気汚染のレベルが46%軽減されました。また、インドやブラジル、南アフリカなどでも改善が確認されたということです。AP通信によりますと、感染拡大を防ぐため、多くの国で外出制限の措置が取られたことで化石燃料の使用が減るなどし、大気汚染が改善している地域が相次いでいます。22日は地球環境について考える「アースデー」で、今年は50年目となります。

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