新型コロナ 世界の死者 実際は6割増か[2020/04/27 23:51]

 新型コロナウイルスによる世界全体の死者は公表されている数字よりも実際は6割近く多い30万人以上に及んでいる可能性があるとイギリスメディアが分析しています。

 イギリスの「フィナンシャル・タイムズ」によりますと、イタリアやイギリス、スペインなど感染が拡大している14カ国での新型コロナウイルス以外の死因も含めた今年1月以降の死者数は、過去5年の同じ時期の平均に比べて12万2000人も増加していました。これら14カ国での新型コロナウイルスによる死者は7万7000人程度と公表されていますが、実際にはさらに6割ほど多い可能性があります。フィナンシャル・タイムズは感染拡大が深刻な地域で死者が例年よりも大幅に増えているため、ほとんどが新型コロナウイルスに直接関連していることを示唆していると伝えています。そのうえで、世界全体の公表値も同じように実態より少ないとすれば、新型コロナウイルスによる死者は世界で31万8000人に上ると分析しています。

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