中ロが電話首脳会談 コロナ対応でアメリカをけん制[2020/05/09 22:06]

 中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領は電話で会談し、新型コロナウイルスを巡って中国への圧力を強めるアメリカを牽制(けんせい)しました。

 電話首脳会談で習主席は「ロシアは感染対策の効果が徐々に表れている」と述べてプーチン大統領の新型コロナへの対応を評価し、「ロシアの勝利を確信し、断固支持する」と強調しました。ロシアでは感染者が急増して20万人に迫り、世界で5番目に多くなっています。プーチン大統領は「ごく少数の勢力がウイルスの感染を巡り、中国を非難することに反対する」と述べて初動の遅れや情報の隠蔽を批判するアメリカなどを牽制しました。さらに習主席に対し、「私はあなたとの緊密な連携が続くことを期待している」と強調しました。

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