WHO幹部「秋には第2波」 規制緩和進む欧州に警鐘[2020/05/16 06:15]

 WHO(世界保健機関)の幹部が外出制限の緩和が相次ぐヨーロッパについて、「秋には第2波が来る」と警鐘を鳴らしました。

 WHOのヨーロッパ地域事務局のハンス・クルーゲ局長はイギリスの新聞「テレグラフ」のインタビューに応じ、「新型コロナウイルスの感染拡大の第2波に備え、引き締めを図るべきだ」と指摘しました。また、ドイツやフランス、イギリスなどで段階的に外出制限措置の緩和が始まっていることについて、「祝福の時間ではなく準備のための時間だ」と釘を刺し、「この時間を賢く使い、病院や集中治療室の収容能力を増やすべきだ」と訴えました。そのうえで「この秋には新型コロナウイルスの第2波と季節性インフルエンザやはしかの流行が同時に襲ってくることを危惧している」と警告しました。

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