「独立狙いだ」台湾のWHO総会参加要求に中国が反発[2020/05/16 16:44]

 来週のWHO(世界保健機関)総会に台湾がオブザーバー参加を求めていることに対し、中国政府は「独立を狙っている」として反対姿勢を鮮明にしています。

 18日から開催されるWHOの総会を巡っては、台湾がオブザーバーでの参加を求めて日本やアメリカなども支持を表明しています。これに対して中国外務省は、台湾の蔡英文政権が「ウイルスを政治利用し、WHO総会への参加をあおり続けている」としたうえで「目的はウイルスを名目に台湾の独立を図ることだ」と批判しました。また、独立の立場に固執することで「総会に参加する政治的土台が消滅した」と主張し、台湾が中国の一部だと受け入れることが参加の前提との考えも示唆しました。台湾は、中国と融和的な馬英九政権時代はオブザーバー参加が認められていましたが、蔡英文総統の就任以降は一切認められていません。

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