中国政府 2期目スタートの台湾蔡政権をけん制[2020/05/21 01:10]

 中国に強硬路線を取る台湾の蔡英文総統が2期目の就任式を行ったことを受け、中国政府は「台湾の独立は希望のない道だ」と警告しました。

 中国外務省の趙立堅報道官は「台湾の独立は希望のない一本道で、台湾の独立勢力を容認し、支持しても失敗するだけだ」と述べました。また、「国際社会に中国は1つであり、台湾は中国の領土から切り離せない一部分だ」と強調しました。そのうえで、「統一実現に向けた歴史の流れを止めることはできない」と2期目をスタートさせる蔡政権を牽制(けんせい)しました。就任式にポンぺオ国務長官が祝賀メッセージを送るなど台湾との緊密な関係をアピールするアメリカに対しては「いかなる内政干渉も断固とした反撃を招く」と反発しました。

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