川崎病に似た症状…男児の母「早期治療が回復の鍵」[2020/05/22 09:30]

 川崎病のような症状を示して入院したイギリスに住む5歳の男の子の母親がANNの取材に応じ、「早期の治療が回復の鍵だ」と訴えました。

 ハリー・フィールズ君:「(Q.気分はどうだった?)すごく悪かったよ」
 イギリス北部のリーズに住むハリー君は先月下旬に高熱やせき、喉の痛みが3日間続き、ベッドからも出られない状態でした。その後、ハリー君は入院し、当初は新型コロナウイルスが疑われる患者の病棟で治療を受けました。ハリー君の心臓や胃には炎症が起きていて、川崎病のような症状を示していたといいます。
 母、ハンナ・フィールズさん:「検査結果は陰性でしたが、主治医は症状が出るまで4週間から6週間かかるので、ウイルスを持っていたかもしれないと言いました。診断は川崎病ではありませんでしたが、全く同じ症状だったので、川崎病の治療をしました」
 その後、ハリー君は順調に回復し、今月5日に退院できたということです。イギリスでは新型コロナウイルスの感染拡大以降、100人近い子どもが川崎病のような症状を示しています。一方で、政府は早ければ来月1日から小学校を再開させる方針です。
 母、ハンナ・フィールズさん:「今、学校を再開させるのは恐ろしいです。政府は子どもたちへの影響について十分、理解していません。もし心配ならすぐに病院へ行って下さい。より早く回復するには、より早く治療を受けることが鍵です」
 ハンナさんは症状が続いた後、すぐに病院に相談し、ハリー君を入院させたことが回復につながったと感じています。

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