新型コロナで予防接種止まる 乳児8000万人にリスク[2020/05/23 12:13]

 WHO(世界保健機関)は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で他の感染症の予防接種が中断され、世界で8000万人の乳児がリスクにさらされていると指摘しました。

 WHO、テドロス事務局長:「すでに存在する命を救う数十種のワクチンを全世界の子どもに届けるのを忘れてはならない」
 テドロス事務局長は会見で、予防接種の中断などの影響を受けている1歳未満の乳児が68カ国で8000万人に上ると明らかにしました。「乳児の予防接種の中断は命への大きな脅威だ」と訴え、ユニセフなどと協力して各国に状況の改善を呼び掛けています。原因についてWHOは、新型コロナウイルスへの対応で医療従事者や施設が不足していることや、航空機の減便によるワクチンの供給の遅れなどを指摘しています。

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