「流出説は作り話」武漢研究所トップが否定[2020/05/25 01:18]

 中国の国営メディアに武漢ウイルス研究所のトップが登場して「過去に今回の新型ウイルスを扱ったことはない」と述べ、いわゆる「流出説」を否定しました。

 武漢ウイルス研究所の王延軼所長は国営メディアの取材に対して「流出説は作り話であり、研究所は去年の12月30日に初めて今回のウイルスを扱った」と述べました。そのうえで「過去に今回のウイルスを研究したり、保存したりした事実はない」と強調しました。研究所が新型ウイルスと96.2%の類似性を持つ別のコロナウイルスを発見し、今年2月に論文を発表したことについても「3.8%の差は自然界の進化では50年が必要となる」と指摘し、研究していたウイルスが新型ウイルスに変異した可能性を否定しました。

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