国際

2020年5月25日 23:28

香港への国家安全法制導入巡り中国が米を牽制

2020年5月25日 23:28

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 中国政府は香港への国家安全法制の導入を巡り批判を強めるアメリカに対し、「干渉する権利はない」との立場を申し入れたと発表しました。

 中国外務省は、香港の抗議活動の取り締まり強化に向け、全人代(全国人民代表大会)で審議中の国家安全法制度について、「アメリカの一部の政治家が雑音を立てている」として厳正な申し入れを行ったと明らかにしました。そのうえで「アメリカに干渉する権利はなく」「中国の国益を損ねれば必要な措置で反撃する」と警告しました。香港では連日抗議活動が行われていますが、外務省の報道官は法制度は「香港の最大の民意を反映したものだ」とも主張しました。アメリカ政府は法制度が導入されれば中国に制裁を行う可能性があると警告しています。

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