中国の「コウモリ女」 発生源めぐる非難に反論[2020/05/26 21:10]

 新型コロナウイルスの発生源を巡ってアメリカと中国が非難の応酬を続けるなか、中国の「コウモリ女」と呼ばれる研究員が「長年の研究がウイルスの迅速な識別を可能にした」と反論しました。

 武漢ウイルス研究所の“コウモリ女”・石正麗研究員:「私たちは2004年にコウモリコロナウイルスの研究を始めた。研究の蓄積が(原因不明の肺炎の病原体を)最短で明らかにした」
 武漢ウイルス研究所の石正麗研究員は長年、コウモリとウイルスの研究を続け、中国の「コウモリ女」とも呼ばれています。石研究員は中国国営メディアのインタビューで研究が新型コロナウイルスの起源となったことを否定し、「科学を政治的に利用している」と反論しました。その一方で「15年間、コロナウイルスを研究してきた蓄積により、病原体を最短で明らかにできた」と強調しました。トランプ大統領は、ウイルスが「武漢ウイルス研究所」から流出したと主張していて、ここでコウモリ関連のコロナウイルス研究を統括してきた石研究員に注目が集まっていました。

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