異なる測定結果が…エベレストの標高変わるかも[2020/05/27 16:47]

 世界最高峰のエベレストの標高が変わるかもしれません。

 中国政府の調査隊は、日本時間の27日正午に世界最高峰のエベレストの登頂に成功しました。山頂で約2時間、中国版GPS「北斗」を使って標高の測定を行い、下山を始めています。中国政府の53人の調査隊は、今年3月から最新機器を持ち込み、山頂を目指していました。エベレストの標高は、8848メートルが広く認知されていますが、アメリカの調査隊がGPSを使い測定した結果は、8850メートル、中国の調査隊が、8844メートルなどと、異なる測定結果が発表されていました。中国政府は今回、エベレストの頂上をカバーする5G基地局を設置していて、登頂の様子は連日、国内メディアで伝えられ、政府の「5G戦略」をアピールしています。また、中国が世界への普及を進める中国版GPS「北斗」を初めて使って測量を行い、技術の進歩を示したいとしています。

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