「成功率は1割」イギリスのワクチン開発研究者語る[2020/05/28 13:07]

 イギリスのインペリアルカレッジでワクチン開発チームを率いるロビン・シャトック教授がANNのインタビューに応じ、「ワクチンの成功率は1割で、より多くの候補を試す必要がある」と話しました。

 インペリアルカレッジ、ロビン・シャトック教授:「成功より失敗する可能性が高いという現実を直視しなければなりません。だから、できるだけたくさんのワクチンの候補を開発する必要があるのです」
 シャトック教授の開発チームは来月中旬にも臨床試験を始め、うまくいけば年内にも実用化のめどが立つとしています。しかし、一般的にワクチン開発の成功率は1割ほどだといい、より多くの手法を試す必要性を訴えています。臨床試験では、ワクチンを接種した人としていない人が日常生活のなかで感染する割合を比較します。今後、イギリスで感染がひと段落すれば思うようにデータが集まらず、開発に時間がかかるというジレンマも指摘しました。
 インペリアルカレッジ、ロビン・シャトック教授:「感染が収束していれば、ワクチンの効果を確認するのにより時間がかかるということになります」

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