アメリカ・ニューヨーク州で新型コロナウイルスの検査を受けて感染が分かった人の割合が、これまでで最も低い水準の1%余りに下がりました。
ニューヨーク州のクオモ州知事は7日、前の日に検査を受けた6万435人のうち781人に陽性反応が確認され、一日の感染者が3月16日以降、最も少なくなったと明らかにしました。一時約50%だった感染者の割合は最も低い水準となる1%余りまで下がりました。ニューヨーク市では8日から経済活動が段階的に再開されます。一方で、黒人の男性が警察官から暴行を受けて死亡した事件に抗議するデモが密集した状態で続いているため、デモ参加者を対象にした検査場を新たに15カ所設けます。警察への批判が高まるなか、ニューヨーク市は警察の予算の一部を削り、黒人などが暮らす貧しい地域の子どもなどの社会福祉に割り当てる方針です。
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