名画もマスク　2020年版で啓発に一役！？　英美術館[2020/06/10 08:57]

　イギリスの美術館では名画の数々も新型コロナウイルスの感染対策に万全を期しています。

　果物や花を持ち、ほほ笑む4人の女の子たち。よく見ると口元には服の柄とおそろいのマスクを着けています。18世紀に描かれた名画が「2020年版」として生まれ変わりました。イギリスのケンブリッジにある「フィッツウィリアム美術館」は、所蔵する絵画に描かれた人物にマスクを着用させたグリーティングカードをオンラインショップで販売しています。美術館の担当者は「愛する芸術を通して今の暮らしにユニークな視点を与えたい」と語っています。イギリスでは15日から地下鉄やバスの乗客にはマスクの着用が義務付けられますが、最新の世論調査では公共の場での着用率はわずか21％と敬遠する傾向があります。名画がマスク着用の啓発に一役買うかもしれません。