バイオテクノロジーの企業「タカラバイオ」は新型コロナウイルスのPCR検査を高速かつ大規模に行える新たなシステムを開発したと発表しました。
アメリカにあるタカラバイオの子会社は、アメリカの医薬関連企業「バイオシンタグマ」と共同でPCR検査の新しいシステムを開発したと発表しました。このシステムでは一度に5184件のPCR検査が可能になり、約2時間でデータを解析することができるとしています。バイオシンタグマはアメリカの食品医薬品局に緊急の使用許可を申請していて、アメリカ国内での早期展開を目指しています。PCR検査を巡っては、スイスの製薬会社「ロシュ」が一日に最大4000件以上検査できるシステムを開発していますが、その手法と比べて処理能力が14倍以上に向上することになります。
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