テニス全米オープンはNY 8月末に無観客で開催[2020/06/17 11:36]

 新型コロナウイルスの感染拡大で開催の検討が続いていたテニスの全米オープンが、8月末から無観客で行われることが決まりました。

 ニューヨーク州のクオモ知事は16日にテニスの全米オープンについて、8月31日から9月13日までニューヨークで開催すると明らかにしました。新型コロナ対策で無観客試合となりますが、クオモ知事は主催者側が厳重な予防策を取ると強調したうえで、「無観客で行われるが、テレビで観戦できるし、私はそれでも良いと思う」と述べました。全米テニス協会は声明で「重大な責任を伴うことを認識していて、最も安全な方法によってリスクを軽減する」と発表し、大会の詳細を17日に示すと明らかにしました。全米オープンが開かれるニューヨーク市は新型コロナウイルスの感染者数が累計で20万人を超え、全米の都市では最大に上っています。ただ、感染者の減少が続いていることから、ニューヨーク州が無観客を条件に開催を認めました。テニスの世界四大大会の一つである全米オープンはおととし、大坂なおみ選手が女子シングルスで優勝し、日本人勢の活躍が期待されています。一方、去年の男子シングルスで優勝したナダル選手がニューヨーク・タイムズ紙のインタビューで不参加の意向を示すなど、主要選手からは開催に批判的な声も上がっています。

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