新型コロナウイルスの感染が深刻なブラジルで死者が5万人を超えました。今後、世界で最も死者が多いアメリカを上回るとも予測されています。
ブラジル保健省は21日、国内の感染者が107万人、死者が5万182人に上ったことを明らかにしました。3月にサンパウロで初めて死者が確認されてから、3カ月余りで5万人以上が死亡しました。南半球のブラジルは冬を迎え、さらに感染が広がることが懸念されていますが、ボルソナロ大統領は経済活動を優先する姿勢を変えていません。アメリカのワシントン大学の研究所は、ブラジルの死者が今後1カ月足らずで倍増し、10万人に上ると分析していて、早ければ8月1日にもアメリカを抜いて世界で最も死者が多い国になる恐れがあるとみています。
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