トランプ大統領の元側近、ボルトン前補佐官が政権の内幕を描いた著書でトランプ大統領が過去に長女のイバンカ補佐官の私用メール問題への関心を他の話題にそらそうとしていたことが分かりました。
イバンカ補佐官は2018年秋、私用のメールアカウントを公務に使ったとしてアメリカ国内で問題視されていました。ボルトン氏は著書で、トランプ大統領はメディアの関心をそらすためにサウジアラビア政府に批判的だった記者が殺害された事件について、声明の読み上げを検討したと明らかにしました。トランプ大統領はイバンカ氏について「なぜスマートフォンを変えなかったんだ」と不満を漏らしたということです。最終的に声明は発表されましたが、大統領による読み上げはありませんでした。また、ポンペオ国務長官がイバンカ氏など大統領の親族に権力が集中している状態に不満を示したことも明らかにされました。
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